Vol.6 今、野球が純粋に楽しい (平成20年05月10日掲載)

新年度に入ってから、大小様々な団体の役員を拝命し、総会や式典、そしてあらゆる行事の連続でたいへんストレスがたまっています。そうしたスケジュールなので、草野球に参加できる回数が減りましたが、プレーできる日は今、ほんとうに心から楽しんでいます。 
普段の何の形式やしがらみもなく、只々純粋に「投げて、打って、走って、叫ぶ」。ひと昔前は「打てなかったら」とか、「エラーしたら」なんて考えていましたが、今はその瞬間瞬間が少年のようにうれしくって仕方ないんで、そこには何の迷いもありません。
さて、新緑まぶしいゴールデンウィークでしたが、自分の自由になる日をいち日とって、快晴のもと、その「野球」を観戦してきました。もちろんビールやおつまみを目一杯持ち込んで。
私が好きなのは社会人野球です。技術レベルが高いのも面白いですが、何と言っても社会人独特の両ベンチからの「やじ合戦」が丸聞こえで、楽しくて仕方ありません。今回はそうした社会人野球でも、昭和22年から続いているベーブルース杯(戦後間もない頃、毎日新聞特派員がニューヨークで入院中だったベースボールの神様ベーブルースからサイン入りカップを受け取ったことを機に発案)を、岐阜長良川球場まで足を運んで観戦です。ここ最近、このカップに中日ドラゴンズの若手チームも参戦しているので、社会人チームとの対戦も楽しみでした。試合結果がどうこうではなく、一緒に行った友達とビールを飲みながら、「あの球で勝負はないやろ」とか「えぇ選手になったな」とか好き勝手なことを言って、ここでも、何の形式やしがらみもなく、手放しで一日楽しみました。
 ところで、岐阜長良川球場周りには人手が多かったんですが、実は、隣接する岐阜メモリアルセンターのテニス場センターコートに今話題の「伊達公子」さんが立っていたからです。女子テニスのカンガルーカップ国際オープン準決勝、正直言うとこちらのカップの方が興味があったんですが、入場整理券はとても手に入りません。野球場の最上席から覗くのが精一杯でした。



中日ドラゴンズ若手チーム
VS三菱自動車岡崎 試合開始挨拶

中日ドラゴンズ若手チーム
VS三菱自動車岡崎 試合中
ベーブルース杯パンフレット

中日ドラゴンズ今年の高校生ドラフト1位 赤坂和幸投手(浦和学院高校) 中日ドラゴンズ ベンチ前 ビール片手に観戦する筆者

試合終了後、プロアマ分け隔てなく
皆でグランド整備
世界の「伊達」が今ラケットを
握っているであろうセンターコート