Vol.2 プロ野球2006日本シリーズ観戦 (平成18年11月11日掲載)

われわれの地元球団、中日ドラゴンズが落合博満監督の体制のもと、2006年のセントラルリーグのペナントレースを制し、中日ドラゴンズ70年の長い歴史のなかで7度目の優勝を果たしました。わたしの事務所をオープンして丸2年が経ちましたが、その間に2度の優勝をファンとして味わえたことを、まずもって落合監督に感謝いたします。セントラルリーグの優勝を勝利で決めた10月10日(火)の東京ドームでのジャイアンツ戦は、仕事をなんとか切りをつけた後いつものドラキチ四人衆で一緒にビール、酎ハイ片手にテレビ観戦をして、その優勝の瞬間を見届けました。試合を決めたタイロン・ウッズの満塁ホームランで思わず涙ぐむ仲間が約ひとり。「泣くなよぉ」って皆から頭をこつかれてました。やはり年齢を重ねてくると涙腺もゆるんでいます。
さて、問題はこのあと。昭和29年から52年間遠ざかっている日本一の栄光。日本のプロ野球12球団のなかで最も長くその栄光を手にしていないのが中日ドラゴンズ。今年はパシフィックリーグを制した北海道の日本ハムファイターズと日本一を争うことになりました。相手も人気球団でおもしろいものになるだろうと、「こうなったらナゴヤドームに観に行こう!」って、チケット取るのに電話とインターネットで申し込みにトライしましたが、まるでダメ。落胆しているところにドラキチ四人衆のある筋から正規の値段(1枚8,000円)でなんと4枚手にすることができました。「やったがや、ほりゃ行こまい!」。
行ってきましたよぉ、10月22日(日)、日本シリーズ第二戦、観衆38,095人。
負けましたよぉ、見事。しかも、ドームから外に出ると雨がざぁざぁ。四人で小さい傘に肩をすぼめて、「がっくり・・・・・」。この負けがはじまりでその後ドラゴンズは一度も勝つことなくシリーズ1勝4敗で、またも日本一の悲願を果たせませんでした。
観戦したシートのすぐ近くには、落合信子夫人がいたり、タイロン・ウッズの遊び友達がいたり、名古屋グランパスエイトの選手達がいたりと、結構楽しめる席だったんですが、試合内容が良くなかった。やっぱり、ドラゴンズの選手は「まじめ」だね。半世紀の悲願ということを思いっきり背負ってプレーしてましたね。ファイターズの選手はあの新庄選手を筆頭にホントこの舞台を楽しんでいるのが良くわかりました。「名古屋はまじめで堅実だ」ってよく言われるけど、まぁ総体してそうだと思います。良い意味でもありますが、ただひとこと。「どうしてそんなに早く席をたっちゃうのぉ、みんなぁ。ダメだって。日本シリーズだよぉっ!。」(8回にスコアを2対3から2対5に広げられたとき)。 このあたりが、いつまでたっても日本一になれない雰囲気を、気づかぬうちに作ってしまっているんだろうと思いました。本当にあきらめず本気になってみようよ。
でも、今年は高校生ドラフトで、地元愛工大名電高校のあの堂上直倫選手を、ジャイアンツとタイガースとの超人気球団との競合のなかで、見事クジを引き当てたところで2006年の運を使い果たしちゃったのかなぁ。